こんにちは。
ここ数か月、ミニマリスト生活をはじめて物への執着がなくなり、読書などの学びや、趣味などの時間を楽しむ時間が多くなってきました。
今まで、なんと無駄にお金を使ってきたのかと思っています(^^;)
そのタイミングで2冊の本を読んで、その内容がとても参考になりました。
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』と『99%は幸せの素人』です。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
どちらもお金や物よりも『体験』を積むことの重要性について書いています。
この本を読んで考えたことを書いてみます。
人生を幸福にするのは「物」より「体験」
『今までの人生で嬉しかった事』をいくつか挙げるとしたら、どんなことしょうか。
多くの方が何かを『体験した事』を挙げるのではないでしょうか。
私がうれしかったことも、やはり体験に関することがほとんどです。
スポーツで初めて賞を取った時、優勝した時、資格試験に合格し開業した時、女の子に告白してお付き合いを始めたとき、など。
20代の時に欲しかった自動車を、全額ローンで買ったことがあります。
その時の買った喜びはあまり長くは続かなかったです。ローンを払うのが大変だったということもあるのですが。
しかし、その自動車を長く乗って、ドライブに行ったことや様々な思い出は今でもとてもうれしい経験です。
人生が豊かになる体験にお金を使おう
本によると、良い体験は思い出すたびに喜びが増え、物を買った喜びは時間と共に薄れて行きます。
アメリカのコーネル大学の心理学者、トーマスギロビッチ博士のお金と幸福に関する研究で、『人の幸福は物ではなく体験から生じる』という結論が出ているのだそうです。
となると、幸せな人生というのは、どれだけ多くのことを経験したかということになるのではないでしょうか。ちいさなことでも、うれしいことや楽しいことを積み重ねていくことが豊かな人生なのではないかと感じています。
やろうと思っていて後回しにしてしまい、結局やらなかったことってたくさんあると思います。
お金はまた稼げばいいですが、時間は戻ってこないので、もっと行動をしていけたらもっと幸せな人生になるのではないかと感じています。
若いうちにしか出来ない経験がある
多くの人は老後が心配だと言って貯蓄しますが、ほとんど使わないうちに死んでしまいます。
私は、仕事で相続手続きのお手伝いをすることがあります。多額の貯金を残して高齢になり、ほとんど使わないまま病院で寝たきりで亡くなってしまう方がたくさんいます。
残された遺族も高齢で、体力もなく欲しいものもなく、遺産を引き継いでも特に使い道がないということも多いです。
もちろん貯蓄は悪い事では無いのですが、若い時の貴重な体験を我慢してまで貯蓄をするのはあまりにもったいないと思います。
10代、20代の貴重な時間を大切にして、『今しかできない事にお金を使う』。その貴重な経験が、後の人生の大切な財産になるのではないかと思います。
おわりに
私は、ミニマリズムを始めて周りに余分な物が無くなった事で、自分の精神的な喜びに目が向くようになってきました。
物に縛られない、本当に豊かな生活という事を考えて、もっと貴重な『体験』を大事にしていこうと思います。
そのためには、もっと身軽な行動力を持つこと、様々なことに関心を持つこと、様々なことを経験しその喜びを大切にすることを考えていきたいと思います。
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