こんにちは。今回は健康住宅アドバイザー試験についてです。
あまり聞き馴染みのない資格ですが、建設業界で推奨している団体もあるため、会社から受けろと言われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身受験し取得した感想としては、
- 難易度は易しめ
- 問題集主体の対策を
といった感じです。
試験そのものは難しくはないですが、テキストの内容や学べる分野などは、お客様からご相談を頂く際に役に立っています。受験してよかったと思っています。
住まいに関する幅広い知識が学べますので、建設業界の営業や接客をしている方にオススメです。
出題内容と難易度
『健康住宅アドバイザー』試験は、NPO法人日本健康住宅協会が実施している試験です。
同協会が出版しているテキストと問題集から出題されます。
内容としては、健康的で快適な住まいの環境づくりの知識といった感じです。
空気、断熱、騒音対策、カビ対策、害虫対策などの分野から出題されます。
事前に問題集で対策をしておけば、難易度としてはそれほど難しくはないです。変にひねった問題や引っかけ問題はあまりありませんでした。
むしろ資格試験としては結構易しい部類なのではないでしょうか。
対策と体験談
問題集をきっちりさらっておけばOK!
問題集は協会から販売されている1冊のみです。
最初は過去問題集が無いのに戸惑いました。たいていの資格試験は過去問で対策を立てるためです。
しかし、本試験ではこの問題集からピックアップして出題されるものが多いようです。
ですので、この問題集を繰り返してほぼ正解できるようになれば確実に合格できます。
ひねった問題が少なく常識的な内容の問題などもあるため、まず問題を読んでみて、専門的な用語、内容はテキストで確認という方法で学習しました。
記述式はしっかりと
試験は〇×式が100問、選択式が21問(105回答)と記述式(キーワードの穴埋め問題)が6問(30回答)出題されます。
記述式は問題数は少ないですが、配点が400点満点中90点あります。
配点が大きいので落とすとちょっと痛いです。
誤字に気を付けて、事前に問題集でしっかり対策をしておきましょう。
それと、試験本番の回答用紙のマスが小さいので、鉛筆ではなく細く書けるシャープペンシルを用意しておくとよいと思います。
他の問題もマークシートではなく〇×や番号を記載する形式です。
受験対策講座もある
私は受けていませんが、試験対策の講座も実施されています。
有料ですが、試験の出題の解説や対策などを受講できるようです。
忙しくて勉強の時間が取れない方は受講してみてはいかがでしょうか。
受験するメリット
体系的な知識を学べる
この試験は、住まいの健康被害の予防に関する内容を広く学べます。
ダニやカビに関することなどは、大体わかっているようでも細かいことや具体的な根拠などはわからなかったりします。
専門的な知識があると、お客様に工事のご説明をする際に説得力が増すと思います。
お客様のご相談に応じている中で、この資格の知識が役にたったことが何度もあります。
特にカビに関する健康被害や、ダニなどの害虫対策についてはご相談を受けることが多いです。
テキストは受験後も結構使えます
テキストは各分野の細かい内容が書かれていますので、単純に読み物としても面白いですし、お客様との会話の中でこの本の知識を活かすことが出来ます。
正直なところ、試験前よりの試験後の方が読む機会が多かったです(^-^)
資格者向けの講習会や上級資格がある
資格を取得して登録すると、定期的に講習会のお知らせをメールで教えてくれます。
私はまだ受講したことはないのですが、建材メーカー等の講習会や、ショールームの見学など細かい知識が学べるようです。
また、上級資格が複数あり各分野の専門的な内容を学べるため、さらにステップアップしたい方にはおすすめです。
おわりに
健康住宅アドバイザー試験は、あまりメジャーな資格ではないため知らない方も多いと思いますが、各建設業界で推奨している協会などがあります。
資格で得た知識は様々な場面で役に立つことがあると思いますので試してみてはいかがでしょうか。